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大倉山(おおくらやま)は、兵庫県神戸市中央区にある小丘である〔神戸又新日報 1935.7.24(昭和10) ">データ作成:2010.3 神戸大学附属図書館 神戸又新日報 1935.7.24(昭和10) 〕 。名称は、明治維新の動乱の中で御用商人として活躍し一代で財閥を築いた大倉喜八郎が、日清戦争後、安養寺山の約八千坪の土地を買い取り広大な別荘を建てた *)後、神戸市に寄贈したことに由来している〔 〔〔創立者 大倉喜八郎 東京経済大学 〕。2013年現在、大部分は公園になっており、地図上では大倉山公園と記される。 * *)注:”日清戦争後”について、明治8年とする異説あり〔 『角川日本地名大辞典 28 兵庫県』(1988.10.8 初版発行)P286”大倉山<中央区>”「明治8年官有地となり、大倉喜八郎が大部分を買収し別荘を建てた。」とある。なお、「明治12年から大倉山と呼ばれるようになった。」との記述も、神戸大学電子図書館 神戸関係の資料と地図 http://www.lib.kobe-u.ac.jp/directory/kobemap/htmls/index.html の諸地図とは合わない。明治45年の地図から「大倉山遊園地」となっているが、それ以前の明治36年,24年の地図は安養寺山である。]〕〔大倉山公園(伊藤博文銅像台座):神戸市中央区 08.06.02 ”大倉の息子雄二が日清戦争後に社員が知らない間に鎮台の跡地、安養寺山8000坪余を墓地付きのまま買ったと記しています。(『鯰-元祖”成り金”大倉喜八郎の混沌たる一生』(大倉雄二/文芸春秋/1990)”と書かれています。なお、”『角川日本地名大辞典 28 兵庫県』の明治12年は誤りです。『鶴翁余影』(大倉の追悼文集)の年表にも明治43年神戸市に公園用として7000坪余を寄付とあり、明治12年はありえません。”との連絡をホームページ作成者から頂きました。 〕。 == 概要 == 兵庫県神戸市中央区の西部に位置し、住居表示上は楠町七丁目に属する。古くは、安養寺山と称されていた〔神戸兵庫名勝絵図(明治19年(1886)神戸中央図書館デジタルアーカイブズ 〕。 大倉山公園および神戸市立中央図書館、楠寺こと醫王山廣嚴寺(臨済宗南禅寺派)〔廣嚴寺(楠寺) 瑠璃光苑 〕、大悲山安養寺(浄土宗)〔浄土宗 大悲山 安養寺 〕があり、東側には宇治川が流れている。 標高は、かつて55.7mとされたようだが〔 『角川日本地名大辞典 28 兵庫県』(1988.10.8 初版発行)P286”大倉山<中央区>”〕〔神戸大学電子図書館 神戸関係の資料と地図 日本海軍による第百号海図「神戸港」(1895年(明治28)) で、拡大すると安養寺山の山頂のマークのところに177呎(フィート)(53.9m)の記載が見える。角川日本地名大辞典の55.7mとは合わないが、近い数字と見ることはできる。なお、当時と山の形が変わっていることは明白だろう。 〕、山頂を削って公園や野球場にしたため、現在では41m程度である〔「大倉山」の解説 KOBEの本棚 最終更新日 1996年9月20日 -神戸ふるさと文庫だより- 第20号 1996年9月20日 編集・発行 神戸市立中央図書館 〕 〔 mapion地図神戸大倉山(右クリックで標高が表示される) 〕。 「大倉山」の名称は、「地下鉄大倉山駅」、「大倉山ゾーン」〔「神戸駅・大倉山都市景観形成地域」神戸市 都市計画総局 計画部 まちのデザイン室 2013年9月23日閲覧 〕、「大倉山線(都市計画道路)」〔神戸市ホームページ 公報3301号 - 20130305 〕、「大倉山交番」〔兵庫県 生田 警察署 警察署管内の交番の名称、所在地一覧 〕など、必ずしも楠町に限定されず、よく知られた分かりやすい地名として行政機関その他で使用されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「大倉山 (神戸市)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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